処理負荷とPC性能は常にレースを続けている。みんなの目がインターネット利用に向いている今は,性能がちょっとだけ上回っているかもしれない。だが,新たな流れがその地位を逆にする。メディア・トータルジャスティファイ,リアルタイム・サイトレンダリング,フルモーション・セルフラスタライズ…,将来的にばく大な処理能力を必要とする技術はいくつもある。だか,とりあえず目の前に来ている流れが,ムービーストリームだ。
米国ライコス社は,ユーザーがストリーミング動画を無料で配信できる「ライコス・ビデオセンター」を開設した。会員は,ストリーミング動画を専用ソフトを使って作成・編集し,10MBのスペースに保存,それを共有できる。これらはすべて無料で提供される。
アップル社のスティーブ・ジョブズは,次のパソコンのキーとなるのはデスクトップムービーだと確信している(ジョブズはあえて「ビデオ」ではなく「ムービー」だとしている)(過去記事)。コンシューマーも含めて,パソコンの使用目的として,ムービー作成,ムービー鑑賞が最大のトピックとなる,という。ソニー社は8日,新しいバイオノートシリーズに,本格的なデジタルビデオカメラが搭載されているGTシリーズを発表(カメラ付きパソコンというより,パソコン付きビデオカメラって感じ,値段が気になるなぁ)(ZDNet Newsの記事)。画像だったり,音楽であったり,あれこれとパソコンの使い道はあって,次は当然,動画となるのは必然の道?
だが,動画をやると,格段に進んだはずの今のパソコンの性能が物足りなく感じる。G4も,1GHzも,まだまだ足りない。動画の形式変換,圧縮,編集加工にかかる時間は現状でも途方もない。私もそのために数日間,パソコンがつけっぱなしになっていて,そのうち火を吹くんぢゃないかと心配で心配で…(^_^;夏場は特にこわ〜い)。パソコンの性能アップをさらに加速させる次の発火装置が作動するのは,みんなが,動画の楽しさに気付いたとき,かな。
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